まほろばの王たち(仁木英之 著)

「一つ何かを為すことができれば、全てはその応用でしかないんだよ」(小角)

「そう、できると思うところから全てが始まる」(小角)

「人の力は様々あります。讃良さまのような力、私のような力、そして大海人さまのような力、それぞれは違いますが、それでいいのです。皆が同じような力しか持たなければ、世は成り立ちませんよ」(蹴速)

「願うところから始めなければ、何も手に入らないわ。大海人さまは生まれながらにして多くを持っているけど、いつもまだ足りないって顔してる」(讃良)

「さあ、私たちはまだまだ大変の中にいる。変を化(な)すには危うきに飛び込む勇と、変の先に何を成すという志がなければならない」(小角)

乙巳の変という古代日本の最大のクーデターの後、天皇を中心とした中央集権国家を目指す改革(大化の改新)をすすめる中大兄皇子と中臣鎌足。紛糾する都と山。日本最初の仙人・賀茂役小角と山の神々との冒険が始まる。

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