パディントン発4時50分(アガサ・クリスティー著 松下祥子訳)

”「論理的にこれしかないという結論が出るまで、考えぬいていませんね」”
●探偵好きの老婦人 ジェーン・マーブルの言葉

”真相のごくごく一部を示して、それが真相の全体であると思わせる演技にかけては、クラドック警部の右に出る者はなかった。”
”「ああ、それは今のところ秘密にしておく。早い段階では、切り札を取っておくのが好きでね」”
”クラドックはわざと針路を逸らした。この仕事をしていると、一種の勘が働いて、方向が決まることがよくあるのだ。”
”クラドックはしばらく黙っていた。それが功を奏した。アルフレッドはもじもじし、彼にさっと一瞥を投げ、それからいらいらと言った。”
●ロンドン警視庁警部 クラドックの言動

アガサ・クリスティーの小説を登場人物の言動に注意しながら読み進めていくと、ミステリーの謎解き以外に、仕事などに役立ちそうな言動がよく出てきます。
考え方、交渉、駆け引きなどに参考になります。
違った角度から読み進めていくのも、読書の楽しみです。


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